ホウセンカの種の収穫って、どうしたらいいの?
って、思った時、ググっても出てこず、相当悩んだのです。
ホウセンカは、種の莢?の部分が、ぽんと弾け飛ぶ仕組みになっているんですね。
熟れたら、ちょっとした振動で種がはじけ飛ぶ仕組み。
毎年、その場所で栽培をするのであれば、特に種を収穫する必要はないのですが、引っ越しであったり、レンタル家庭菜園を返却する可能性がある場合や、災害を考えると、種を最低限は毎年収穫しておきたいところ。
ただ、熟れると弾け飛ぶ性質上、「一体、いつ収穫すればいいのか?」
早すぎると、白い未成熟の種ですし。
これを、ググってみたのですが、ホウセンカでかゆみ止めを作っておられるブログはいくつもヒットするのですが、種の収穫については全然ない・・・・・・
お茶パックで包んでみたり、ビニル袋を小さく切って、それで包んでみたり・・・・
全然、うまくいかない・・・・
すぐ外れるし、種が入っている莢は小さいので、お茶パックなどの重さに茎が耐えられない・・・・
色々、いじっていると、その振動で弾け飛んで、種が地面に落ちる・・・・
茶色い、直径1~2ミリの種を地面から探し出すのは、至難の技です・・・・
「うん、大量に種の入った莢は、出来るんだから、適当に熟れてきたら収穫しよう」
ということで、観察しながら収穫すること数年。
よーく、見つつ、未成熟な種を収穫(失敗)、など続けていて・・・・分かりました!
莢がある程度、大きくなってくると、よく透かして見て見ると、種が黒っぽくなってきているのが、莢の上からもかすかに分かるんですね。
その状態になっていれば、収穫してオッケイです。
基本的には、大きい莢で、はっきり種が黒く見えるものがいいのですが、明らかに小さい莢であっても、開いてみると大きな種が1個だけ入っていたり、大きな莢でも中は小さい種ばかり、というケースもあるようです。
やはり、できるだけ大きな種がいいようですが、次年に蒔くのであれば発芽率はかなり高いので、それほど神経質にならなくても大丈夫です。
5年、保管した種でも濡らした脱脂綿の上に置いておけば、半数以上は発芽しました。
長くなってしまったのですが、つまり、
1 花びらを千切る。
2 受粉してれば、ガクの部分が枯れて(?)いって、莢に成り代わる。
3 1週間くらいで、莢が膨らみ、産毛がたくさん生えて、透かして見ると黒っぽく見える。
4 振動を与えないように、ハサミと受け皿を用意して、次々収穫していく。
5 莢を指で、優しく揉み揉み。
6 ぽんと弾けて、種が出てくる。
7 瓶詰。(呼吸できるように、可能であれば密封しない。*密封しても、種が死亡?して、発芽率がゼロになることもなかったので、それほど神経質になることもないと思われる)
ちなみに、ピンセットは私はいつも前田豊吉のこれ↓使っています。
百均でもいいと思うんですけどね。
先がぴったり合うので棘も抜きやすいですし、使いやすいのでもうずっとこれです。