郵便局のサービスで、一定の地域を指定して、その地域全件の家に郵便物を配達してもらえる、というのがあるのですが、これは配達先の住所や宛名が分からなくてもいい、というメリットがあります。
たとえば、地方に移住してご近所の数十件だかに挨拶状を出したい時になど、便利です。
このごろは、個人情報うんぬんもあって、電話帳など名簿類も手に入りにくいですし、そもそも引っ越してすぐだとご近所さん方の住所氏名など分かりません。
ご近所であれば、歩いてご挨拶に回ればいいのですが、このコロナの状況下では挨拶回りは嫌煙される可能性もあります。
しかし、地方に移住した場合、できるかぎり早めにご近所に挨拶しておいた方がいいのは間違いありません。
地方ルールにおいては、なにかあれば必ずご近所全件にハガキを出してお知らせするのが常識、という地域もあります。あるのです。
なので、この地域指定配達でハガキで、取り急ぎご近所さまにお知らせしておき、コロナ待機で14日間の自宅待機後、ぼちぼちとご挨拶に回るのがよいのではないかと思うのデス。
(もっとも、地域指定配達の知名度が低すぎて、ご近所さまに「なぜ、(うちの住所氏名を知らない、あなたから)ハガキが届いたのだ!?うちの住所氏名をどこで調べた!?」などと、言われる可能性もありそうですが・・・・)
(加えて、コロナ待機14日間、というような医療情報をご存じなく、「コロナ待機」などの文字を書いただけで「あいつは、コロナだ」と言われる可能性もあります。文面には、じゅうぶん注意なさって、14日経過後できるかぎりすみやかに対面でご挨拶回りはした方がいいかもしれません)
*地域指定配達の宛名は「○○地区の皆様へ」と書き、住所は書かなくていい仕組みになっているのですがね・・・・・
ググれば、地域指定配達のことは郵便局のHPで詳しくアップされているのですが、ああいうものって詳しくキチンと書いてあるがゆえに、分かりにくい傾向があるんですよね・・・・
なので、ここでは要点をごく大雑把に解説させて頂きますので、「使えそうなんじゃないか?」と思われましたら、改めてご自身で郵便局でお尋ねいただいたらいいかと思います。
1 受け付けてくれるの、「配達してほしい地域の、配達担当局」である。
* 郵便局には、配達をしている局と、窓口で受け付け業務のみの「簡易局」というのがあります。地方にいくと、ご近所に郵便局があっても「簡易局」だったということが少なくありません。
「配達局」に行ってください。
2 申し込みの申請だか、手続きが必要です。当日すぐは、難しい。たぶん無理。(配達地域指定郵便は料金後納のため)
*郵便サービスには、後納といって企業などがよく利用するのですが、大量に郵便物を出す場合、申請等の手順を踏んで出せば料金の割引サービスがある。
*地域指定配達は、この亜種というか延長で作ったサービスとも言える。
3 ハガキは、↓こういう無地の物をまず買い、
自分で「裏面の文章」、表面に「配達地域指定」「○○地区にお住みの皆様へ」など、印刷してから郵便局に持っていく必要がある。
*官製はがきを買う必要はない。
4 1通29円で配達してもらる。
*差出通数が多ければ、さらに割引。改正などで、料金は数円変動するかもしれませんので、詳しくは郵便局の窓口で聞いてみてください。
5 1通29円で、さっきのハガキは100枚で460円(Amazonプライム会員だと送料無料)
なので、29円+4.6円=「1通あたり、約35円」でご近所にハガキを出せるわけです。
まぁ、ご近所50件~100件のお家に出しておけばいいかな、と思うので商売でも始めるのでなければ、新聞の折り込みチラシで「引っ越しのご挨拶」というのも大げさですし、チラシ代金作成費などなど考えると、この地域指定でハガキにてご挨拶、というのも選択肢としてありかなと思うのデス。